しろぎぬ名古屋のすみやです。
エステでお客様と接していると、
「話してスッキリした」「ここに来ると安心する」
「ここは私のかけこみ寺です」という声をよくいただきます。
そんなときは、心から素直にうれしく思います。
そして、そんなお客様ほど、
肌の調子がよくなったり、表情が柔らかくなったりすることが多いんです。
じつはこれは偶然ではないんですね。
実は、「グチや悩みを誰かに話す」という行動は、
美容や健康にとても深い関わりがあるのです。
今回は、その理由を調べてきました。
ちょっといつもとは毛色をかえて、
科学的な視点から詳しく解説します。
■ 1. ストレスは肌やカラダの大敵
現代人の不調の多くは「ストレス」が原因とも言われていますね。
多少のストレスはいい影響を与えてくれることもありますが、
そのストレスが慢性的に続くと、
「コルチゾール」というストレスホルモンが過剰に分泌されます。
コルチゾールの影響:
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肌のバリア機能を低下させ、乾燥・かゆみ・炎症が起きやすくなる(※1)
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皮脂分泌の増加 → ニキビ・吹き出物の原因に
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自律神経が乱れる → 血行不良・冷え・むくみ・内臓疲労
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女性ホルモンが乱れる → 肌のハリや潤いが失われやすくなる
つまり、ストレスを溜め込むことで、肌もカラダも不調に傾きやすくなるのです。
■ 2. 話すことで「副交感神経」が優位になり、全身が整う
人に悩みを話して安心感を得ると、緊張状態がほぐれ、
「副交感神経(リラックスを司る神経)」が優位になります。
この神経が働くと、身体は次のような反応を起こします:
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血流がよくなる → 肌細胞に酸素や栄養が届きやすくなる
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老廃物が流れやすくなる → むくみやくすみの解消に
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腸の働きが活性化 → 腸内環境の改善(=肌にも好影響)
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睡眠の質が向上 → 肌のターンオーバーが正常化
つまり、「安心して話す」という行為が、
身体の内側からの美しさを引き出すサポートをしてくれるのですね。
カウンセリングでも、よもぎ蒸しに入りながらでも、エステ中でも。
何でも話してほしいです。
■ 3. 心と肌はつながっている ― 心理学と皮膚科学から見た関係性
皮膚は「外部との境界」であると同時に、感情を映し出す鏡でもあります。
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緊張すると汗をかく
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恥ずかしいと顔が赤くなる
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不安で肌が荒れる
これらは、感情と皮膚の状態が密接に関係していることを示しています。
実際、「心因性皮膚疾患」という言葉もあり、
ストレスや心の状態が肌トラブルの引き金になることが知られています。
■ 4. 話すことで「自己理解」が深まり、前向きな変化が起こる
「話す」ことで頭の中が整理され、自分の本当の気持ちに気づいたり、
問題の見方が変わったりすることもよくあります。
心理学ではこれを「カタルシス効果」と呼ぶそうです。
感情を言語化することで、
心の重荷が軽くなり、
前向きな意欲や自己肯定感が高まりやすくなるという現象です。
心の安定は、姿勢や表情、選ぶ食事や生活習慣にも影響を与えます。
それによって、内面の整いが外見にも反映されるのです。
■ まとめ:エステは「美と癒しの場」であると同時に、
「心の安心を取り戻す場」でもある
肌に直接触れるエステの時間は、リラックスと安心を感じやすい特別な空間です。
だからこそ、日頃は言えないことや、
モヤモヤした感情が自然とあふれてくるのかもしれません。
そして、その「話す」という行為が、
結果的に美しさや健康に良い変化をもたらすことは、
今や感覚ではなく科学的にも裏づけられているのですね。
エステティシャンになって2,3年くらいたったころから
お客様には何でも安心して話してほしいなと
思うようになっていました。
そのほうがお客様がキレイになるぞと
お客様の結果を見ながら
なんとなく実感し始めたことがきっかけです。
安心して話して頂くために
聴く技術を身に付けたくて、
たくさん学びにもいきました。そして今も学び続けています。
私のサロンしろぎぬでは
技術や接客ももちろん大切にしていますが、
お客様のこころの安心とデトックスが健康美につながることを
とても大切に考えているエステサロンです。
ご予約は1日多くても3名様までですし、
平日9:30から最終予約は16:30という
なかなか予約がとりづらいかもしれません。
自分の行きたい時に、気軽にサクッと受けたいという方の
ご要望にはお答えできないかもしれませんが、
お客様の肌、カラダ、心、全部まるごと
キレイに健康になりたいと願う女性のための
駆け込み寺サロンでありたいと思っています。
ではでは、今日も読んでくださってありがとうございます。
あなたの毎日がしあわせいっぱいでありますように。
笑顔のあなたでいて下さいね。